11月のフィールドワーク予定 2020【再追加】

今月の公演は少なめだが、楽しみな舞台が並ぶ。藤倉大の新作オペラは、H.G.ウェルズの小説に基づく。SFを手にすることは滅多にないが、これを機に、原作の「世界最終戦争の夢」はもとより、『タイムマシン』や「塀についた扉」なども読んでみた。中村恩恵Shakespeare THE SONNETS』は2011年13年に続き三回目の再演。好きな詩集だけに期待しすぎたせいか、ダンス作品としてはやや不満が残った。今回は本人は出演せず、米沢唯が首藤康之と踊る。『ベートーヴェン・ソナタ』での共演はまだ脳裏に焼き付いている。首藤も米沢が相手だと、これまでとはまた別の姿を見せるかも知れない(小野絢子と渡邊峻郁の日も見たかったが、BCJの定演と重なり断念)。古楽BCJベートーヴェンの《5番シンフォニー》と《ミサ曲 ハ長調》を取りあげる。どんな響きがするのだろう。【《アルマゲドンの夢》千穐楽も見ることにした。】

1日(日)14:00 新国立劇場バレエ『ドン・キホーテ千穐楽 キトリ:小野絢子/バジル:福岡雄大新国立劇場オペラハウス

15日(日)14:00 2020年度(第75回)文化庁芸術祭協賛公演 文化庁委託事業「戦略的芸術文化創造推進事業」新国立劇場オペラ《アルマゲドンの夢》〈英語上演/日本語及び英語字幕付〉全9場/台本:ハリー・ロスH.G.ウェルズの同名小説による)作曲:藤倉 大/指揮:大野和士/演出:リディア・シュタイアー/美術:バルバラ・エーネス/衣裳:ウルズラ・クドルナ/照明:オラフ・フレーゼ/映像:クリストファー・コンデク/ラマトゥルク:マウリス・レンハルト/[キャスト]クーパー・ヒードン:ピーター・タンジッツ/フォートナム・ロスコー&ジョンソン・イーヴシャム:セス・カリコ/ベラ・ロッジア:ジェシカ・アゾーディ/インスペクター:加納悦子/歌手&裏切り者:望月哲也/合唱:新国立劇場合唱団/管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団新国立劇場オペラハウス

21日(土)14:00 新国立劇場オペラ《アルマゲドンの夢》新国立劇場オペラハウス

【23日(月・祝)14:00 新国立劇場オペラ《アルマゲドンの夢》千穐楽 新国立劇場オペラハウス】

【24日(火)「木下 晋 展—いのちに触れる—」@埼玉画廊(川口駅東口デッキ直結)】

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27日(金)19:00 五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表 山本康寛テノールリサイタルロッシーニ:「さらばウィーンの人々よ」,オペラ「セビリャの理髪師」より “もう逆らうのをやめろ”,オペラ「オリィ伯爵」より “ああ、どれほどの敬愛を”(二重唱)/ドニゼッティ:オペラ「連隊の娘」より “あぁ友よ! なんと楽しい日!”/ベッリーニ:「追憶」他/テノール:山本康寛/ソプラノ(賛助出演):光岡暁恵/ピアノ:園田隆一郎/主催:公益財団法人東急財団/後援:公益財団法人日本オペラ振興会藤原歌劇団日本オペラ協会)/マネジメント:公益財団法人日本オペラ振興会 @Hakuju Hall

28日(土)15:00 BCJ #140 定演 L. v. ベートーヴェン交響曲第5番 ハ短調》 作品 67/《ミサ曲 ハ長調》 作品 86/指揮:鈴木 雅明/ソプラノ:中江 早希/アルト:布施奈緒子/テノール: 櫻田 亮/バス:加耒 徹/合唱・管弦楽バッハ・コレギウム・ジャパン東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル

29日(日)14:00 2020年度(第75回)文化庁芸術祭協賛公演 中村恩恵×首藤康之×新国立劇場バレエ団『Shakespeare THE SONNETS』構成・演出・美術原案:中村恩恵首藤康之/振付:中村恩恵/音楽:ディルク・P・ハウブリッヒ/照明:足立 恒/音響:内田 誠/出演:首藤康之、米沢 唯 @新国立中劇場