2023-01-01から1年間の記事一覧

6月のフィールドワーク予定 2023

ピーター・ライト版『白鳥の湖』の再演。これまで「見ることは育てること」と勝手に思い全キャストを見てきたが、最近は本当に見たいダンサーだけになった。なぜだろう。理由や事情は見る側にむろんあるのだが、見られる側(バレエ団&劇場)にも確かにそれ…

5月のフィールドワーク予定 2023【+感想メモ】

『エンジェルス・イン・アメリカ』第一部・第二部を見た。これは両方見て初めて納得できるし、見応えも感じる。その感想はいずれまた。それより、新国立劇場における〝フォワイエ内の宣伝ビデオ・ノイズ問題〟だ。4年前もツイートし、劇場に直接伝えもしたが…

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」初日&2日目+楽日 2023

「シェイクスピア・ダブルビル」の初日、2日目と千穐楽を観た(4月29日 土曜・祝 14:00, 30日 日曜 14:00, 5月6日 土曜 14:00/新国立劇場オペラハウス)。 例によって、感想メモをだらだら記す。【千穐楽のメモは末尾に】 バレエ団委嘱作品・世界初演『マク…

新国立劇場バレエ DANCE to the Future 2023

「Dance to the Future 2023」の初日と2日目を観た(3月24日 金曜 19:00,25日 土曜 13:00/新国立小劇場)。簡単なメモ。 『Ray of light』振付:池田理沙子/音楽:イルマ/演奏(pf):蛭崎あゆみ/出演:五月女遥 池田理沙子 初日:習作の趣き。光と影。…

4月のフィールドワーク予定 2023【追記】+感想メモ

現在、鈴木優人の指揮で佐藤俊介が芸監を務めるオランダ・バッハ協会の《マタイ受難曲》をツアー中(全13公演)。テノールの櫻田亮もソリストとして参加しているらしい。聴いてみたいけどオランダでは仕方ない。BCJの《マタイ》は2003年以来ほぼ毎年聴いてい…

指揮&ヴァイオリン 佐藤俊介 東京交響楽団 #780 定演

佐藤俊介が弾き振りする東響 #780 定演を聴いた(3月18日 土曜 18:00/サントリーホール)。 ルイ・シュポア(1784-1859):ヴァイオリン協奏曲 第8番 イ短調 op.47「劇唱の形式で」 ベートーヴェンと親交があったというシュポアのヴァイオリン協奏曲第8番は…

佐藤俊介 plays J. S. バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲 2023

佐藤俊介のJ. S. バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲を聴いた(3月15日 水曜 14:00/所沢ミューズ キューブホール)。 ここで全曲を聴くのは5年振り(前回の感想メモ)。楽器はいつもの指板に模様のある明るめのヴァイオリンとは違うよ…

3月のフィールドワーク予定 2023+感想メモ

体調は少しずつよくなっていると思いたいが、術前の状態にはなかなか戻らない。つい焦ってしまうが、月単位で考えないといけないらしい。 ノイマイヤーは5階で見た。東京文化会館はエレベーターがないのか。いまさらながら驚いた。1階席を買えないひとは脚を…

新国立劇場バレエ団『コッペリア』2023

『コッペリア』の初日、2日目と楽日を観た(2月23日 木曜・祝 14:00,24日金曜 19:00,26日 日曜 18:00/新国立劇場オペラハウス)。 前回の2017年のメモはこちら。以下は今回の感想メモ。 振付:ローラン・プティ/芸術アドヴァイザー+ステージング:ルイ…

木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』岡田利規 脚本・演出

岡田利規の脚本・演出による木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』六日目を見た(2月8日 水曜 18:00/あうるすぽっと)。木ノ下歌舞伎はこれが初めて。 先月下旬に手術したから行くのは無理かと思ったが、なんとか間に合った。当然ながら体調は万全でなく、開始後数十…

2月のフィールドワーク予定 2023 rev.

昨年12月12日の精密検査で病気が見つかり、1月25日に入院。2日後の手術を経て2月5日退院した。術前はさすがに不安で落ち込んだが、持参した柄谷行人の「ヒューモアとしての唯物論」にずいぶん救われた。あと読んだのは『虞美人草』と『三四郎』。前者はiPad…

1月のフィールドワーク予定 2023

近ごろ80年代から2000年代初頭に見た舞台が、折に触れて回帰してくる。老いの兆候なのか。マギー・マランの『May B』は 84年にオフ・ブロードウェイで見たアラン・シュナイダー演出のベケットを想起させたし、鈴木忠志の『サド公爵夫人(第2幕)』を見る気に…