2016-01-01から1年間の記事一覧

新国立劇場バレエ団「DANCE to the Future 2016 Autumn」

「DANCE to the Future 2016 Autumn」の初日を観た(11月18日 19:00/新国立小劇場)。 団員の振付作品を上演するこの企画は、3月に引き続き早くも5回目。アドヴァイザーは平山素子から中村恩恵に交代。さらに「生演奏によるImprovisation」が新たに加わった…

新国立劇場バレエ『ロミオとジュリエット』2016 四日目と楽日/キャスティング及び緞帳の絵柄のことなど

『ロミオとジュリエット』の四日目と千穐楽を観た(11月3日 14:00, 5日 14:00/新国立劇場オペラハウス)。四日目。 第一幕。この日は木下嘉人のマキューシオ。冒頭でロザラインに付きまとうロミオ(ムンタギロフ)と対話するシーン。対話になっていた。両家…

新国立劇場バレエ『ロミオとジュリエット』2016/初日と二日目

バレエ『ロミオとジュリエット』の初日と二日目を観た(10月29日 14:00, 30日 14:00/新国立劇場オペラハウス)。 新国立では4度目の公演。劇場の題名表記はなぜか『ロメオとジュリエット』。これは発音の現地主義? 物語の現地はたしかにイタリアだが、原…

新日本フィル #562 トリフォニー定演/上岡敏之 本拠地 第一弾【追加】

新音楽監督のホームでの初公演を聴いてきた(9月16日 19:00/トリフォニーホール)。コンマスは崔文洙。 新シーズンとあって客席の顔ぶれが少し違う。以前よりご婦人方が多い。ケフェレック目当ての単発客か、それともシーズン客? モーツァルト:交響曲第33…

新日本フィル #561 サントリー定演/上岡敏之の音楽監督就任/オールR. シュトラウス

上岡敏之が音楽監督に就任後、初のコンサートを聴いた(9月9日 19:00/サントリーホール)。コンサートマスターは崔文洙。簡単にメモする。 前半は、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」op. 30(1896)。 決して力まない。力…

新日本フィル #556 サントリー定演/上岡敏之音楽監督就任前/マーラー「巨人」他

上岡敏之が新日本フィルの音楽監督に就任後、初のコンサートを聴いた(9月9日)。その感想を記す前に、上岡が指揮した3月定演の短い走り書きを以下に転記する。 上岡敏之の音楽監督就任前の最後の演奏会(3月16日 19:15/サントリーホール)。コンサートマス…

弦楽三重奏@喫茶さかもと/プロ奏者によるモーツァルト

近所の喫茶店で弦楽三重奏の生演奏を聴いた(9月7日 19:00/喫茶さかもと)。昼の部(14:00)もあったが聴いたのは夜の部。 喫茶さかもとは、ジャズ喫茶というわけではないが、絶えずジャズが心地よく鳴っている。店主も奥さんもともに本好きで、店内には美…

新国立劇場 こどものためのバレエ劇場『白鳥の湖』2016 全キャスト/木村優里・渡邊峻郁!/米沢の組むべき相手

後半の二日間で全キャストを観た(7月23日 11:30, 15:00, 24日 11:30, 15:00/新国立劇場オペラハウス)。 一月半も経ったが、走り書きメモだけでも。 芸術監督:大原永子 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 原振付:マリウス・プティパ/レフ・…

劇団銅鑼『短編集』岸田國士・T.ウィリアムズ・小関直人「五感で楽しむ演劇」【訂正あり】

劇団銅鑼公演ドラマファクトリー vol. 10『短編集——3つの短編を彩る』の初日を観た(8月25日 17:00/銅鑼アトリエ)。 岸田國士の「温室の前」とテネシー・ウィリアムズの「ロング・グッドバイ」に小関直人の新作「僕を待つ部屋」を加えた三編。これらを連…

横浜バレエフェスティバル2016

2回目の「横浜バレエフェスティバル」を観た(8月7日 19:00/横浜県民ホール)。遅まきながら簡単にメモする。 席は3Fバルコニー(B席5400円)。昨年はB席(6000円)で2Fバルコニーに座れた。席割りがS・A・B・CからS・A・B(親子券あり)に変…

今週も色々観たが、なかなかアップできない・・・

今週(もう先週か)は英国ロイヤルバレエ団の『ジゼル』をヌニェス&ムンタギロフ(6月22日)とオシポア&ゴールディング(24日)で、また昨日はルパージュの『887』と平田オリザの『ニッポン・サポート・センター』をハシゴし(25日)ともに強く心を動か…

オイリュトミー版『日本国憲法を踊る』

笠井叡構成・演出のオイリュトミー版『日本国憲法を踊る』を観た(4月28日 17:30/国分寺市立いずみホール)。出演は笠井叡、天使館オイリュトミー・グループ他。笠井の舞台を見るのは昨年の『今晩は荒れ模様』(世田谷パブリックシアター)以来だが、今回も…

Noism 劇的舞踊『カルメン』再演

Noizmの『カルメン』を観た(2月20日 17:00/KAAT神奈川芸術劇場 ホール)。初演は見ていない。もう二か月経ってしまったが、平田オリザ脚本の『ラ・バヤデール−幻の国』を観る予定なので、とりあえず公演直後の走り書きメモを打ち込んでおきたい。 Noism1×N…

新国立劇場バレエ DANCE to the Future 2016

「DANCE to the Future 2016」を観た(3月12日 14:00,13日 14:00/新国立中劇場)。 「新国立劇場バレエ団の中から振付家を育てるプロジェクト」の4回目(Fourth Steps)。第3部のジェシカ・ラングに委嘱した作品も含め、「ビントレーの遺産」と呼ぶに相応…

新国立劇場 演劇『焼肉ドラゴン』2016

『焼肉ドラゴン』再演の五日目を観た(3月11日 18:30/新国立小劇場)。 本作の初演は2008年4月。舞台に圧倒され、帰りにチケットを取り一週間後に再度見た。11年2月に再演したときは常連客の呉信吉役のみ新キャスト(体調不良のため)であとは全員同じ配役…

佐藤俊介の現在 Vol. 2 ドイツ・ロマン派への新たな眼差し/様式を自在に弾きわけるヴァイオリニスト

「佐藤俊介の現在(いま)」 Vol. 2を聴いた(2月13日 15:00/彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール)。 昨年のVol. 1はダンサーとのコラボでとんでもない舞台だった(佐藤俊介の現在(いま) Vol.1 ヴァイオリン×ダンス―奏でる身体/至福の一時間 - 劇場文化…

新国立劇場バレエ『ラ・シルフィード/Men Y Men』 ブルノンヴィル的快楽の不在

『ラ・シルフィード/Men Y Men』を観た(2月6日 13:00, 18:00, 11日 14:00/新国立劇場オペラハウス)。 「ラ・シルフィード」全4キャストのうち、3キャストを見たが、菅野・長田の日だけはどうしても都合がつかず断念。本作はジェイムズ次第だと思うだけ…

パリ市立劇場『犀』

パリ市立劇場によるイヨネスコの『犀』を観た(11月22日 15:00/彩の国さいたま芸術劇場 大ホール)。パリ同時多発テロから約一週間後の来日公演だった。 これまた二ヶ月以上経ってしまったが、やはり直後の走り書きから簡単にメモを残したい。 作:ウジェー…

F/T15 飴屋法水『ブルーシート』

『ブルーシート』を観た(11月14日 14:30/豊島区 旧第十中学校 グラウンド)。 東日本大震災・原発事故、福島の高校生の被災体験を扱った演劇。本作は、2013年1月、福島県立いわき総合高等学校 総合学科 芸術・表現系列(演劇)第10期生アトリエ公演として…

北とぴあ国際音楽祭2015 オペラ《妖精の女王》

オペラ《妖精の女王》の初日を観た(12月11日 18:00/北とぴあ さくらホール)。 遅ればせながら簡単にメモする。 作曲:ヘンリー・パーセル(1659-95) 原作:ウィリアム・シェイクスピア『夏の夜の夢』(c.1594-96) 指揮:寺神戸 亮 演出:宮城 聰(SPAC…

新国立劇場 演劇研修所 第9期生修了公演『噛みついた娘』

「ニューイヤー・バレエ」の初日を見る前に、三好十郎の『噛みついた娘』を観た(1月9日 14:00/新国立劇場小劇場)。簡単にメモする。 作:三好十郎(1902-58) 演出:栗山民也(演劇研修所長) 美術:伊藤雅子 照明:田中弘子 音響:福澤裕之 衣裳:成田有…

新国立劇場バレエ「ニューイヤー・バレエ」2016

新春を祝うバレエのガラ公演を観た(1月9日 18:00,10日 14:00/新国立劇場オペラハウス)。 指揮:ポール・マーフィー 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 芸術監督:大原永子 『セレナーデ』 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 振付:ジョ…