その他

12月のフィールドワーク予定 2021

すでに三作は見終えたが、いずれも充実した舞台。特に文学座アトリエの『ピンター作品6選』は演劇的な刺激や発見が随所にあった(感想メモ)。風姿花伝の『ダウト』も役者の質が高く面白いが、どこまでも娯楽の域を出ない印象。7回目の再演オペラ《蝶々夫人…

11月のフィールドワーク予定 2021

新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』の上田公演で米沢唯は速水渉悟と組むはずが、速水が怪我で降板。本公演同様、福岡雄大と踊ることになった。大変残念だが、若い速水は今後のバレエ団を、というか日本のバレエ界を背負って立つべき逸材だ。この際じっくり養生…

10月のフィールドワーク予定 2021【再追記】

今月は楽しみな演目が揃った。大好きなロッシーニの《チェネレントラ》を新国立劇場が新制作する。ただ、イタリア人指揮者が「本人の都合」でキャンセルし(14日間隔離の都合か)、代わりに振るのがワグネリアンなのは少し心配だが(ゼッダ氏の薫陶を受けた…

9月のフィールドワーク予定 2021【懐かしい表紙を追加】【再追記】

玉三郎と仁左衛門のコンビで歌舞伎を見るのは本当に久し振り。二人がおかると勘平/平右衛門で出演の『仮名手本忠臣蔵』が歌舞伎の初見だった(塩冶判官は〝受け口〟の七代目芝翫/由良之助は團十郎)。今回 演目は違うが、その外伝というから感慨深い。秋元…

8月のフィールドワーク予定 2021【再追記】

舞台の成否はほぼキャスティングで決まる。新国立劇場の演劇部門「フルオーディション」企画は、文字通り全キャストをオーディションで選び上演するもの。これまでの三公演はやはり質が高かった(『切られの仙太』『反応工程』…)。演出家が劇場の意向やしが…

7月のフィールドワーク予定 2021

なかなかブログに時間が取れない。感想を書きたい舞台は『切られの仙太』『ライモンダ』『未練の幽霊と怪物』等々、と沢山ある。が、感想どころか、7月の予定もすでに一週間遅れてしまった。新制作の《カルメン》初日はアクシデント(下記)もあったが、タイ…

6月のフィールドワーク予定 2021

3回目の緊急事態宣言は今月20日まで延長された。この状況で東京五輪開催へと闇雲に突っ走る政府や都に言いたいことは色々あるが、ここではやめておく。舞台公演は上限50%の条件で上演可能となった。バレエ『ライモンダ』は全4キャストのうち柴山・渡邊組は…

5月のフィールドワーク予定 2021【追記】

3回目の緊急事態宣言(4月25日〜5月11日)により、またもや公演の中止が相次いだ。政権(政府)はこの一年間なにをしていたのか。政権が無能だと国民は不幸だが、それを許容したのは国民自身だからやむをえない(年内には衆議院選挙が控えている)。 中止に…

4月のフィールドワーク予定 2021【追記・修正】

新年度がスタートする今月も少なめだが、見/聞き応えのある演目が並ぶ。恒例のBCJ定期《マタイ》は今回初めて優人氏が振る。つねに父 雅明氏と比較される〝宿命〟をどう乗りこえるか。一幕オペラのダブルビル《夜鳴きうぐいす/イオランタ》は引き続き海外招…

3月のフィールドワーク予定 2021【再追記】

今月はバレエ/ダンス3,オペラ2,コンサート1,演劇1の計7公演と数は少なめだが、注目すべき点がいくつか。 新国立劇場オペラでは、先月に引き続き今月も《ワルキューレ》で「宣言延長・入国制限措置」のため出演者に変更が出ている。指揮者も当初の飯盛…

2月のフィールドワーク予定 2021/入国制限による出演者変更など【再追記】

1月7日に発令の緊急事態宣言で客席は再び50%以下に抑えられた(それ以前に売れた分は OK)。また12月28日に入国制限が変更され海外アーティスト(音楽家)の来日が再度不可能となり、今月も出演者の変更が相次いでいる。ただ 1月23日に開幕した新国立劇場オ…

1月のフィールドワーク予定 2021【追記】【追加】

コロナ禍により実演者と受容者が同じ時空を共有して初めて成立する実演芸術の上演が、困難もしくは厳しく制限されるようになった。関係者たちは知恵を絞り、インターネットを介した映像や音楽の配信などで、一定の喜びや利益を生み出した。これはネットや IT…

12月のフィールドワーク予定 2020【追加】

オペレッタ「こうもり」とバレエ「くるみ割り人形」はどちらも大好きな音楽だ。が、新国立劇場が採用した後者のイーグリング版は振付・美術・演出(特に曲の削除と順番の変更)のいずれも評価できない。ゆえに見るのは初日の小野・福岡組と米沢・井澤組(2回…

11月のフィールドワーク予定 2020【再追加】

今月の公演は少なめだが、楽しみな舞台が並ぶ。藤倉大の新作オペラは、H.G.ウェルズの小説に基づく。SFを手にすることは滅多にないが、これを機に、原作の「世界最終戦争の夢」はもとより、『タイムマシン』や「塀についた扉」なども読んでみた。中村恩恵の…

10月のフィールドワーク予定 2020【追加】

今月は久し振りに公演数が多い。コロナ禍の影響で色々な変更はあるが、やっぱり嬉しい。延期になっていた演劇『馬留徳三郎の一日』や吉田都新芸術監督が初めて手がけるバレエ『ドン・キホーテ』等には期待が膨らむ。一方で、不安もある。9月23日の収容率緩和…

9月のフィールドワーク予定 2020【追加】

舞台公演は少しずつ戻ってきてはいる。政府は19日頃から「観客が大声を出す場面が少なく、飛沫が飛散する恐れが小さいコンサートや、能・歌舞伎など古典芸能のイベントを対象に、50%以内の制限をなくす方向で検討している」らしい(「朝日新聞」9月9日)。が…

8月のフィールドワーク予定 2020【加筆・修正】

5ヶ月ぶりに生のオーケストラを聴いた。このかたちでBCJ の《マタイ受難曲》を体験したのは偶然だが、必然のようにも感じる。《マタイ》は一番好きな楽曲だ。感染防止のため器楽と合唱の配置が入れ替わり、奏者・歌手間もかなり距離がある。が、特に違和感は…

7月のフィールドワーク予定 2020

今月は新国立劇場バレエによる一公演のみ。7時間かかるというルパージュの舞台は見たかった。 4日(土)17:00 オラトリオ《箱舟》作曲:イェルク・ヴィトマン/指揮:ケント・ナガノ/ソプラノ:マルリス・ペーターゼン/バリトン:トーマス・E. バウアー/…

6月のフィールドワーク予定 2020(中止の記録)【配信版の追記など】

緊急事態宣言は5月25日をもって解除された。が、以下の通り、6月に予定していた公演もすべて中止。バレエの再演やオペラの新制作ももちろん残念だが、岡田利規版の夢幻能、鈴木雅明+BCJ(コーラス)とN響とのコラボ『ミサ・ソレムニス』はぜひ見た(聴きた…

5月のフィールドワーク予定(中止・延期の記録)2020【改訂】

今月はコロナ禍の真っ只中。観る予定の公演はほぼ中止か延期となった。後者すなわち中止を免れたのは BCJ定期とコンポージアム関連のみ。 舞台芸術を最後に観た/聴いたのは、オペラ 2月6日『セビリアの理髪師』(新国立劇場オペラハウス)、バレエ 2月26日『…

4月のフィールドワーク予定 2020/コロナと劇場【さらにさらに中止が】【振替←中止】【加筆】

劇場文化の成立条件は、実演者と観客のからだが「いま、ここ」に現前するという一事につきる。両者のあいだで絶えず行き来する精神的なエネルギーの交換(目にみえない糸を通じての感情の交流)によってこそ、舞台は命をもつからだ(スタニスラフスキー)。…

3月のフィールドワーク予定 2020/コロナで中止?【さらにさらに中止が】【再再追加】

新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に公演中止が出ている。初動で専門的知見に基づいた十全な対応をとっていれば、こんなことには…。大変残念だ。新国立劇場バレエの『マノン』は見る機会が少ないだけに最後まで上演してほしかった。特に米沢唯と井澤駿…

2月のフィールドワーク予定 2020【修正】

今月は青年団の『東京ノート』が国内では8年ぶりに再演され、究極の〝多言語同時多発演劇〟という『東京ノート・インターナショナルバージョン』(7カ国版)も上演される。マクミラン振付のバレエ『マノン』を新国立劇場が再演するのも8年ぶり。シルヴィ・…

1月のフィールドワーク予定 2020/一年を振り返る【再追記】

2019年もあとわずか。この一年間、オペラ、バレエ(ダンス)、演劇にクラシックコンサートを含めた劇場文化(芸術)をフィールドワークしてきたが、公演数は117。例年と大差ない。ただ、バレエが少し減り演劇が増えている。ここで簡単に一年を振り返りたい。…

12月のフィールドワーク予定 2019

遅ればせながら、終了した公演も含めた今年最後のフィールドワーク予定を記す。 1日(日)14:00 中村恩恵×新国立劇場バレエ団『ベートーヴェン・ソナタ』振付:中村恩恵/音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン/照明:足立 恒/美術:瀬山葉子/衣裳…

11月のフィールドワーク予定 2019【キャスト一部変更】【追記】【新日フィル演奏の正確な曲名】

今月は新国立劇場 三部門の上演作に注目している。オペラではドニゼッティの《ドン・パスクワーレ》が新制作され、劇場初演となる。演劇部門の『あの出来事』(2013年初演)は、極右青年がノルウェーで起こした銃乱射テロ事件を扱った作品で、登場人物は2人…

10月のフィールドワーク予定 2019【追記】

音楽では、新国立の新制作オペラ《オネーギン》、上岡=新日本フィルの〝モツレク〟音楽監督 佐藤俊介の率いるオランダ・バッハ協会の公演が並ぶ。/演劇では、野田秀樹の新作『Q』と、数十年ぶりに見る『どん底』がある。前者はたまたまフライヤーを見たの…

9月のフィールドワーク予定 2019【再追記】

スウェーデン王立劇場の来日公演でベルイマンが『ハムレット』『サド公爵夫人』を演出したのは昭和が終わる頃だったか(東京グローブ座)。どちらも印象深いが、とりわけ後者はミリ単位の演出に舌を巻いた。その彼が書いたドラマとあれば、見ないという選択…

8月のフィールドワーク予定 2019【一部訂正】

8月はバレエのガラ公演が二つとオペラ《フィデリオ》 がコンサート形式で上演される。吉田都は来年9月から新国立劇場の舞踊芸術監督に就任するが、『Last Dance』で現役ダンサーを引退する。古巣の英国ロイヤルバレエ団や、やがて自身が指導する新国立のダ…

7月のフィールドワーク予定 2019【追記】

平田オリザの新作は日韓仏の共同公演だ。他に旧作のフランス語版等も見ることができる。大野和士が発案した〈オペラ夏の祭典 2019-20〉は「新国立劇場と東京文化会館が2020年に向けて」びわ湖ホールや札幌文化芸術劇場 hitaruなど「各地の劇場と連携して2年…