6月のフィールドワーク予定 2021

3回目の緊急事態宣言は今月20日まで延長された。この状況で東京五輪開催へと闇雲に突っ走る政府や都に言いたいことは色々あるが、ここではやめておく。舞台公演は上限50%の条件で上演可能となった。バレエ『ライモンダ』は全4キャストのうち柴山・渡邊組は金曜14時開演のため、断念(平日の14時では学生も行けないだろう)。井上ひさしが新派に書き下ろした『ある八重子物語』(1991)が12月の芸劇に続き、場所を本来の紀伊國屋サザンシアターに移して再演される。予想外に(?)面白く気持ちの好い舞台だったから、再見することにした。先月は『父と暮らせば』、今月は『キネマの天地』も。さほど好きな作家ではないのだが、たまたま井上づいている。新日本フィルの定演は予想通り指揮者が来日できず下記の通り代役となった。この指揮者は聞く気がしないがキャンセルは出来ないというので、楽団に寄附した。

新日本フィルの定期会員(トパーズ=トリフォニーシリーズの金曜ソワレ)になって15年だが、この曜日のシリーズは今期で終了となる(経営状態がよほど厳しいのだろう)。他のシリーズに変更する〝特別価格〟の案内が届いたけれど、指揮者の顔ぶれや曜日時間を見ると、ちょっと無理。金曜の夜に錦糸町へ通うのもあと2回となった。

5日(土)14:00 新国立劇場バレエ団『ライモンダ』振付:マリウス・プティパ/改訂振付・演出:牧 阿佐美/音楽:アレクサンドル・グラズノフ/美術・衣裳:ルイザ・スピナテッリ/照明:沢田祐二/[主要キャスト]ライモンダ:米沢 唯/ジャン・ド・ブリエンヌ:福岡雄大/アブデラクマン:中家正博 @新国立劇場オペラハウス

6日(日)14:00 新国立劇場バレエ団『ライモンダ』ライモンダ:小野絢子/ジャン・ド・ブリエンヌ:奥村康祐/アブデラクマン:中家正博 @新国立劇場オペラハウス

7日(月)19:00 『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』作・演出:岡田利規音楽監督・演奏 内橋和久/[出演]森山未來片桐はいり栗原類石橋静河、太田信吾/七尾旅人(謡手)/演奏 内橋和久、筒井響子、吉本裕美子/舞台美術:中山英之/宣伝美術:松本弦人/企画製作・主催(横浜公演):KAAT神奈川芸術劇場 @KAAT 神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉

10日(木)19:00[宣言延長・開催制限を踏まえて]→18:00 新国立劇場演劇『キネマの天地』作:井上ひさし/演出:小川絵梨子/美術:池宮城直美/照明:榊 美香/音響:加藤 温/衣裳:前田文子/ヘアメイク:高村マドカ/ステージマネージャー:渡邊千穂/テクニカルディレクター/小西弘人/演出:小川絵梨子/[キャスト]高橋惠子 鈴木 杏 趣里 那須佐代子 佐藤 誓 章平 千葉哲也 @新国立小劇場

12日(土)14:00 新国立劇場バレエ団『ライモンダ』ライモンダ:木村優里/ジャン・ド・ブリエンヌ:井澤 駿/アブデラクマン:速水渉悟 @新国立劇場オペラハウス

13日(日)14:00 新国立劇場バレエ団『ライモンダ』ライモンダ:米沢 唯/ジャン・ド・ブリエンヌ:福岡雄大/アブデラクマン:中家正博 @新国立劇場オペラハウス

17日(木)18:30 劇団民藝こまつ座公演『ある八重子物語』作:井上ひさし/装置:勝野英雄/照明:前田照夫/衣裳:宮本宣子/音楽:八幡 茂/効果:岩田直行/所作指導:西川瑞扇/舞台監督:深川絵美/[キャスト]古橋健一郎:篠田三郎(青山事務所)/倉田大吉:横島 亘/佐久間たつ子:藤巻るも/田中お清:中地美佐子/高瀬力太郎千葉茂則/竹内一夫:塩田泰久/池田徳蔵:吉岡扶敏/二代目小森新三:みやざこ夏穂/笹原巡査:吉田正朗/お浜:日色ともゑ神谷光子:印南 唯/月乃(高瀬さわ子):吉田陽子/ゆきゑ(竹内京子):桜井明美/花代(小山花):有森也実(客演)/節子:加塩まり亜/順子:佐々木郁美/正子:清水川千紘/着付けのおじさん:平野 尚 横山陽介 愼 将吾 @紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

25日(金)19:15 新日本フィル #634 定演トパーズ〈トリフォニー・シリーズ〉グリーグペール・ギュント組曲(第 1 番、第2番より抜粋)/グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op. 16*/ニールセン:交響曲第4番 op. 29, FS 76 「不滅」/指揮:エイヴィン・グルベルグ・イェンセン、ピアノ:高木竜馬新型コロナウイルス感染拡大に伴う入国規制のため右の通り変更]→グリーグ組曲「ホルベアの時代より」 op. 40/グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op. 16*(変更なし)/シベリウス交響曲第1番 ホ短調 op. 39指揮:尾高忠明、ピアノ:高木竜馬(変更なし)@すみだトリフォニーホール→変更後の指揮者は苦手のため楽団に寄附