2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新国立劇場 演劇『アルトナの幽閉者』

ジャン=ポール・サルトル(1905-80)作『アルトナの幽閉者』(1959)の初日を観た(2月19日 18:30/新国立小劇場)。 先に永戸多喜雄訳で戯曲を読んだ(岩切正一郎の新訳は刊行しないとのこと。翻訳権の問題か)。とても面白い作品。戦争責任と家族(特に父…

新国立劇場バレエ団 大原永子次期芸術監督による新シーズン説明会

初日公演の後、次期芸術監督の大原永子(のりこ)氏による新シーズン演目説明会があった(2月15日 17:00-17:50/新国立劇場オペラハウス)。 途中で何度も席を立ちかけたが、思いとどまった。最後まで見届けるためだ。 この人はいったい誰に話しているのか。…

新国立劇場バレエ『白鳥の湖』2014/二日目/米沢唯という表現者

二日目について(2月16日 14時/新国立劇場オペラハウス)。 前回の『白鳥』では米沢唯のオデット/オディールを見て驚嘆し、ブログにも書いた(http://d.hatena.ne.jp/mousike/20120515/1337087553)。2012年5月だがからもう二年近くも前になる。彼女にとっ…

新国立劇場バレエ『白鳥の湖』2014/初日

『白鳥の湖』の初日と二日目を観た(2月15日 14時・16日 14時/新国立劇場オペラハウス)。 まずは初日から。 福岡雄大のジークフリート王子はこれまでとは違う感触。できる限り王子らしく振る舞おうとの意図がさらによく見える。一幕のソロや三幕のヴァリエ…

もう2月も半ば/舞台芸術の社会的機能を考えるために

一月半もほったらかしにしてしまった。 といっても、この間フィールドワークをサボっていたわけではない。 12/9 モーツァルト 鈴木優人 補筆校訂『レクイエム』BCJ(オペラシティ コンサートホール) 12/17『くるみ割り人形』小野・菅野・五月女 新国立バ…