オペラ《アルミ―ド》の初日を観た(12月9日 金曜 18:00/北とぴあ さくらホール)。以下、簡単なメモ。
リュリ作曲《アルミ―ド》プロローグ+全5幕 1686年初演〈セミ・ステージ形式・フランス語上演・日本語字幕付・本邦初演〉指揮&ヴァイオリン:寺神戸 亮/演出&振付&バロックダンス:ピエール=フランソワ・ドレ/演出:ロマナ・アニエル/合唱・管弦楽:レ・ボレアード(オリジナル楽器使用)/歌手:クレール・ルフィリアートル、フィリップ・タルボ、与那城 敬、波多野睦美、湯川亜也子、山本悠尋、谷口洋介、中嶋克彦 ほか/バロックダンス:ニコレタ・ジャンカーキ、ダリウス・ブロジェク、松本更紗

開幕前にアルミード役のルフィリアートルは体調が万全でないとのアナウンスがあった。なるほど、あまり力が入らずやや不安定な歌唱。だが、舞台全体は、随所に組み込まれたバロックダンスや変化に富む音楽に芝居が合わさり、とても楽しめた。
…第2幕、ルノー(タルボ)を眠らせるための甘美な音楽に、こっちも睡魔に襲われた。第3幕、アルミードがルノーへの愛を断ち切るため、地獄から「憎しみ」(与那城敬)を呼び出すシーンは、ダンサーらもみな黒いマントを身につけ、ハートの花輪を巧みに用いた面白い振付。第4幕、二人の騎士(谷口洋介、山本悠尋)がそれぞれアルミードの魔力で恋人に変身した悪魔(鈴木真衣、湯川亜也子)に誘惑される場面は、コミカルで楽しい。第5幕、アルミードとルノーのデュエットは聴き応えがあった。不調だったルフィリアートルは、強度の高いタルボの歌唱から力を得たのか、見違えるほどよくなった。面白い。パッサカイユの音楽で四人のダンサーが一人ずつソロを踊るシーンは、見応えあり。特にドレ(フランス)とブロイェク(ポーランド)ではスタイルの微妙な違いが、見ていて興味深かった。…