1月のフィールドワーク予定 2022【出演者変更】【さらに追加】

松が取れた初っぱなは、青年団の「忠臣蔵」。見るのは三回目か。豊岡への移転やコロナ禍で、平田作品を見る機会がかなり減った。江原河畔劇場にも一度は行ってみたいが、なかなか実現せず

新国立劇場バレエ団の「ニューイヤー・バレエ」は新制作のアシュトン版『夏の夜の夢』がコロナの影響で『ペンギン・カフェ』に変わった。『ペンギン』は昨年の「ニューイヤー」演目だったが当時は関係者に陽性反応が出て一旦中止となった後、急遽、無観客の無料配信を敢行した。ゆえに本作の生舞台は 9年振りとなる。

N響定演は政府の水際対策強化のためソヒエフが来日できず、代わりにジョン・アクセルロッドが振る。ヴァイオリンのワディム・グルズマンも同様だが、お陰で服部百音のブルッフが聴ける。ちなみにアクセルロッドは京都市響の首席客演指揮者で11月に来日していた。そういえば N響の12月定期をワシーリ・ペトレンコに代わって指揮したガエタノ・デスピノーサは、読響の1月定期でも代役を務めるようだ。欧米の感染状況はさらに深刻だから、オファーを受諾して滞在延長した方が帰国するより有益と判断したらしい。国内にも相応しい日本人指揮者はいるはずだが、この状況では、空いているマエストロを見つけるのは至難の業だろう。

新国立劇場オペラ《さまよえるオランダ人》の出演者変更は、いまのところ届いていない。万一の場合、シリンス(スィリンシュ)に代わるタイトルロールを国内で見つけるのはかなり難しそう。【やはり以下の通り変更になった。1/5】

【7日(金)13:35 映画『香川1区』監督:大島 新/プロデューサー:前田亜紀/撮影:高橋秀典/編集:宮島亜紀/音楽:石崎野乃/監督補:船木 光/制作担当:三好真裕美/宣伝美術:保田卓也 @シネ・リーブル池袋

8日(土)14:00 青年団 第91回公演『忠臣蔵・武士編』作・演出:平田オリザ/出演:永井秀樹 大竹 直 海津 忠 尾﨑宇内 木村巴秋 西風生子 五十嵐勇/舞台美術:杉山 至/舞台監督:海津 忠/照明:井坂 浩/照明操作:西本 彩 伊藤侑貴/衣裳:正金彩 中原明子/チラシイラスト:マタキサキコ/宣伝美術:太田裕子/制作:太田久美子 土居麻衣 @アトリエ春風舎

↑初めて見たのは201511月。次が192月で今回が三回目。何度見ても面白い。俳優も何人か入れ替わるし。幕切れに大石が「これって運命でしょう…」のセリフでは、なぜか毎回グッとくる。だけど、そのとき見える内側の景色は少し変わってきたか。明日のOL編も楽しみだ。(1/8ツイート)
 

9日(日)14:00 青年団忠臣蔵・OL編』作・演出:平田オリザ/出演:根本江理 申 瑞季 田原礼子 髙橋智子 本田けい 西風生子 山中志歩 @アトリエ春風舎

↑『OL編』は昨日の『武士編』より役者が粒揃いでリズムも好い。大石役の根本江理は初見かも。異化効果は武士よりOLが当然あがる。各自違うランチを持ち寄りリアルに食べるが、それ見るだけで演劇的快。時事ネタも効いてた。気張らず無理せず自由参加で討ち入りへ。人生もかくあるべし。/熱い議論の果てに、大石の「あの、なんかね、これって運命でしょう」でみな粛然となる。ここでいつもグッとくるのは、リクツを超えた実存に思いが向かうから。その深さは、昨日の武士編が上まわった。〝討ち入り〟や〝切腹〟の深刻さは、OLより武士の方が当然リアルに響くからだろう。(1/9ツイート)

14日(金)19:00 新国立劇場バレエ団「ニューイヤー・バレエ」『テーマとヴァリエーション』振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/美術:牧野良三/衣裳:大井昌子/照明:磯野 睦/出演:米沢 唯、速水渉悟(怪我のため降板)→奥村康祐//新制作『夏の夜の夢』振付:フレデリック・アシュトン/音楽:メンデルスゾーン(新型コロナに係る入国制限等に鑑み〈新制作〉の公演準備を万全の状態で進めることが困難と判断 10/13)ペンギン・カフェ』振付:デヴィッド・ビントレー/音楽:サイモン・ジェフス/美術・衣裳:ヘイデン・グリフィン/照明:ジョン・B・リード/[キャスト]ペンギン:広瀬 碧/ユタのオオツノヒツジ:木村優里、井澤 駿/テキサスのカンガルーネズミ:福田圭吾/豚鼻スカンクにつくノミ:五月女遥/ケープヤマシマウマ:奥村康祐/熱帯雨林の家族:小野絢子、中家正博/ブラジルのウーリーモンキー:福岡雄大/指揮:ポール・マーフィー(新型コロナ オミクロン株への政府の水際対策強化により来日不可)→冨田実里/管弦楽:東京交響楽団 @新国立劇場オペラハウス

15日(土)14:00 新国立劇場バレエ団「ニューイヤー・バレエ」『テーマとヴァリエーション』出演:柴山紗帆、渡邊峻郁//ペンギン・カフェ[キャスト]ペンギン:広瀬 碧/ユタのオオツノヒツジ:米沢 唯、井澤 駿/テキサスのカンガルーネズミ:福田圭吾/豚鼻スカンクにつくノミ:奥田花純/ケープヤマシマウマ:奥村康祐/熱帯雨林の家族:本島美和、貝川鐵夫/ブラジルのウーリーモンキー:福岡雄大 @新国立劇場オペラハウス

21日(金)19:30 N響 #1949 定演〈池袋Cプロ〉ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26*/ブラームス交響曲 第3番 ヘ長調 作品90/指揮:トゥガン・ソヒエフ(オミクロン株に対する水際措置の強化により招聘に必要な手続きが困難のため)→ジョン・アクセルロッド京都市交響楽団の首席客演指揮者として11月に来日)/ヴァイオリン:ワディム・グルズマン(同左)→服部百音* @東京芸術劇場コンサートホール

【26日(水)13:30 映画『三度目の、正直』監督:野原 位/脚本:野原 位+川村りら/エグセクティブプロデューサー:原田将+徳山勝巳/プロデューサー:高田 聡/撮影監督:北川喜雄 飯岡幸子/照明:秋山恵二郎 鈴木涼太 蟻正恭子 三浦博之/録音:松野 泉/カラリスト:小林亮太/編集:野原 位/音楽:佐藤康郎/助監督:鳥井雄人/制作:三宅陽子[キャスト]月島 春:川村りら/月島 毅:小林勝行/月島美香子:出村弘美/月島生人&樋口明:川村知/野田宗一朗:田辺泰信/大藪賢治:謝花喜天/福永祥子/影吉紗都/三浦博之 @シアター・イメージフォーラム

26日(水)19:00 新国立劇場オペラ《さまよえるオランダ人指揮:ジェームズ・コンロン(入国制限措置により降板 1/5)→ガエタノ・デスピノーサ/演出:マティアス・フォン・シュテークマン/美術:堀尾幸男/衣裳:ひびのこづえ/照明:磯野 睦/再演演出:澤田康子/舞台監督:村田健輔/[キャスト]ダーラント:妻屋秀和/ゼンタ:マルティーナ・ヴェルシェンバッハ(同前)→田崎尚美/エリック:ラディスラフ・エルグル(同前)→城 宏憲/マリー:山下牧子/舵手:鈴木 准/オランダ人:エギルス・シリンス(スィリンシュ)(同前)→河野哲平/合唱指揮:三澤洋史/合唱:新国立劇場合唱団/管弦楽:東京交響楽団/協力:日本ワーグナー協会 @新国立劇場オペラハウス