新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』の上田公演で米沢唯は速水渉悟と組むはずが、速水が怪我で降板。本公演同様、福岡雄大と踊ることになった。大変残念だが、若い速水は今後のバレエ団を、というか日本のバレエ界を背負って立つべき逸材だ。この際じっくり養生して欲しい。横山拓也(iaku)の『フタマツヅキ』に続き、文学座公演の『ジャンガリアン』も新作だ。横山演劇の肝である「場面転換の妙」と「二重の時間軸」が、後者ではどんな舞台を生み出すのか。楽しみにしている。
2日(火)14:00 新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』振付:マリウス・プティパ&レフ・イワーノフ+ピーター・ライト/演出:ピーター・ライト/[主要キャスト]オデット&オディール:柴山沙帆/ジークフリード王子:井澤 駿/王妃:本島美和/ロットバルト男爵:中島峻野/ベンノ:福田圭吾/クルティザンヌ(パ・ド・カトル):奥田花純、広瀬 碧/ハンガリー王女:中島春菜/ポーランド王女:根岸祐衣/イタリア王女:赤井綾乃/指揮:ポール・マーフィー @新国立劇場オペラハウス
5日(金)17:00 チェルフィッチュ×藤倉大 with Klangforum Wien 新作音楽劇 ワークインプログレス公演/作・演出:岡田利規/作曲:藤倉 大/出演:青柳いづみ、朝倉千恵子(ワークインプログレス公演は出演なし)、大村わたる、川﨑麻里子、椎橋綾那、矢澤 誠/演奏:Klangforum Wien(映像出演)、吉田 誠(クラリネット)、アンサンブル・ノマド(弦楽四重奏)/ドラマトゥルク:横堀応彦/舞台監督:川上大二郎/音響:白石安紀(石丸組)/サウンドデザイン:永見竜生(Nagie)/照明:髙田政義(RYU)/映像:山田晋平(青空)/撮影:冨田了平:宣伝美術:大竹竜平/プロデューサー:黄木多美子、水野恵美/プロダクションマネージャー:遠藤七海/制作デスク:斉藤友理/主催:独立行政法人国際交流基金/企画制作:一般社団法人チェルフィッチュ、株式会社precog(本公演は2023年にウィーン芸術週間委嘱作品として発表予定)@タワーホール船堀 小ホール
7日(日)14:00 新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』/オデット&オディール:米沢 唯/ジークフリード王子:速水渉悟(怪我のため降板)→福岡雄大/指揮:冨田実里/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 @サントミューゼ(上田市)大ホール
12日(金)19:00 新国立劇場 演劇『イロアセル』[フルオーディション4]作・演出:倉持 裕/美術:中根聡子/照明:杉本公亮/映像:横山 翼/音響:高塩 顕/音楽:田中 馨/衣裳:太田雅公/ヘアメイク:川端富生/振付:小野寺修二/演出助手:川名幸宏/舞台監督:橋本加奈子/出演:伊藤正之 東風万智子 高木 稟 永岡 佑 永田 凜 西ノ園達大 箱田暁史 福原稚菜 山崎清介 山下容莉枝 @新国立小劇場
15日(月)18:30 文学座公演『ジャンガリアン』作:横山拓也/演出:松本祐子/出演:たかお鷹 高橋克明 林田一高 奥田一平 川合耀祐 吉野由志子 金沢映実 吉野実紗/美術:乘峯雅寛/照明:賀澤礼子/音響:丸田裕也/衣裳:山下和美/舞台監督:加瀬幸恵/演出補:五戸真理枝/制作:田中雄一朗、最首志麻子、白田 聡/宣伝美術:チャーハン・ラモーン @紀伊國屋サザンシアター
18日(木)16:00 オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World リヒャルト・ワーグナー《ニュルンベルクのマイスタージンガー》[新制作]全3幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉指揮:大野和士/演出:イェンス=ダニエル・ヘルツォーク/美術:マティス・ナイトハルト/衣裳:シビル・ゲデケ/照明:ファビオ・アントーチ/振付:ラムセス・ジグル/演出補:ハイコ・ヘンチェル/舞台監督:髙橋尚史/[キャスト]ハンス・ザックス:トーマス・ヨハネス・マイヤー/ファイト・ポーグナー:ビャーニ・トール・クリスティンソン(本人の都合で降板)→ギド・イェンティンス/クンツ・フォーゲルゲザング:村上公太/コンラート・ナハティガル:与那城 敬/ジクストゥス・ベックメッサー:アドリアン・エレート/フリッツ・コートナー:青山 貴/バルタザール・ツォルン:菅野 敦(下記交代から玉突き式に)→秋谷直之/ウルリヒ・アイスリンガー:鈴木 准/アウグスティン・モーザー:伊藤達人(ダーヴィッド役の変更により)→菅野 敦/ヘルマン・オルテル:大沼 徹/ハンス・シュヴァルツ:長谷川 顯/ハンス・フォルツ:妻屋秀和/ヴァルター・フォン・シュトルツィング:トミスラフ・ムツェック(健康上の理由で降板)シュテファン・フィンケ/ダーヴィット:望月哲也(健康上の理由で降板)→伊藤達人/エーファ:林 正子/マグダレーネ:山下牧子/夜警:志村文彦/合唱指揮:三澤洋史/合唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団/管弦楽:東京都交響楽団/協力:日本ワーグナー協会/令和3年度(第76回)文化庁芸術祭協賛公演/文化庁委託事業「令和3年度戦略的芸術文化創造推進事業」/新国立劇場、東京文化会館、ザルツブルク・イースター音楽祭、ザクセン州立歌劇場の国際共同制作 @新国立劇場オペラハウス
19日(金)19:30 N響 #1943 定演〈池袋Cプロ〉ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンチック」指揮:ファビオ・ルイージ @東京芸術劇場コンサートホール
↑ N響は優秀。緻密で強い演奏に感心はしたが、からだは反応せず。もっと森の匂いや気配を感じる弾性のある音が聴きたかったらしい。開演前のブルックナー《弦楽五重奏曲 ヘ長調》 第3楽章は好かった。ブルックナー節を室内楽で満喫した。/ふっくら感の乏しい押し潰すようなルイージの強音は、自分の好みとは合わなかった。彼の指揮を生で聴いたのは2006年 新国立劇場《カヴァレリア・ルスティカーナ&道化師》以来。[と思いきや、2007年にドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオーパー)の来日公演で《ばらの騎士》と《サロメ》を聴いていた。]ブロムシュテットでは音の響きに思わず頬が緩んだが、今後ルイージの作る音楽に自分のからだがどう反応するか。確かめたい。(11/20ツイート)
20日(土)15:00 「砂川涼子 ソプラノ・リサイタル」W. A. モーツァルト:歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》より「岩のように」 歌劇《フィガロの結婚》より「恋人よ、早くここへ」 歌劇《イドメネオ》より「お父様、兄弟たちよ、さようなら」 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より「恋人よ、さあこの薬で」/P.マスカーニ:「セレナータ」 「花占い」 「月」/R.シュトラウス:「朝」/R.レオンカヴァッロ:「朝」/O.レスピーギ:「夜」/A.ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》より「月に寄せる歌」/ピアノ:園田隆一郎 @成城ホール
26日(金)19:00 BCJ #145 定演〈待降節のカンタータ〉教会カンタータ・シリーズ vol. 79 J. S. バッハ:トッカータとフーガ ヘ長調 BWV 540*, カンタータ第61番《いざ来ませ、異邦人の救い主よ》BWV 61, クリスマス・オラトリオ BWV 248から第1部、第2部、第3部/指揮:鈴木優人/ソプラノ:森麻季/アルト:アレクサンダー・チャンス(入国制限の隔離措置の緩和が見通せないため)→青木洋也/テノール:櫻田 亮/バス:ドミニク・ヴェルナー/オルガン:鈴木雅明*/合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン @東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
27日(土)14:00 新国立劇場バレエ団 DANCE to the Future: 2021 Selection/照明:眞田みどり/音響:仲田竜/Choreographic Group アドヴァイザー:遠藤康行/第1・2部(新国立劇場バレエ団 Choreographic Group 作品より)『Coppélia Spiritoso』振付:木村優里/音楽:レオ・ドリーブ 他/出演:木村優子 木村優里|『人魚姫』振付:木下嘉人/音楽:マイケル・ジアッチーノ/出演:米沢 唯 渡邊峻郁|『コロンバイン』(「DANCE to the Future 2020」未公開作品)振付:髙橋一輝/音楽:ソルケット・セグルビョルンソン/出演:池田理沙子 渡辺与布 玉井るい 趙 載範 佐野和輝 髙橋一輝|『≠(ノットイコール)』振付:柴山紗帆 益田裕子 赤井綾乃 横山柊子/音楽:渡部義紀/出演:益田裕子 赤井綾乃 横山柊子 柴山紗帆|『神秘的な障壁』(「DANCE to the Future 2020」未公開作品)振付:貝川鐵夫/音楽:フランソワ・クープラン/出演:米沢 唯(27日)/木村優里(28日)|『Passacaglia』振付:木下嘉人/音楽:ハインリヒ・ビーバー/出演:小野絢子 福岡雄大 五月女遥 木下嘉人||第3部 ナット・キング・コール組曲(DANCE to the Future 2011にて初演)振付:上島雪夫/音楽・歌:ナット・キング・コール ほか/照明:杉浦弘行/衣裳:有村 淳/出演:本島美和 寺田亜沙子 奥田花純 細田千晶 益田裕子 今村美由起 貝川鐵夫 福田圭吾 小野寺 雄 福田紘也 中島瑞生 渡部義紀 赤井綾乃 朝枝尚子 徳永比奈子 廣田奈々 @新国立中劇場