8月のフィールドワーク予定 2018【+短い感想メモ】【追記】

猛暑の日が続いている。このなかで舞台を見に行くのは大変だが、演じる(歌う/踊る)側はどんなだろう。本当に頭が下がる。8月は一週間帰省することもあり、公演は少なめ。したための『文字移植』は演出家コンクールでよいと思った和田ながら氏の演出舞台。楽しみだ。

2日(木)19:00 J.S.バッハ生誕333周年記念特別演奏会 鈴木雅明《ドイツ・オルガンミサ》J.S.バッハ:ドイツ・オルガンミサ《クラフィーア練習曲集 第3巻》(コラール合唱付き)/オルガン:鈴木雅明、指揮:鈴木優人、合唱:バッハ・コレギウム・ジャパン東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル
↑ 雅明氏のオルガンにはいつも大胆さもしくは野性味のようなものを感じる(優人氏の洗練とはある意味対照的)。オケを指揮するときはそうでもないのだが。これは、彼の信仰と関係あるのだろうか。
8日(水)没後50年藤田嗣治展』東京都美術館/特別展『縄文――1万年の美の鼓動』東京国立博物館
11日(土)19:00 したため『文字移植』原作:多和田葉子/演出・構成:和田ながら/美術:林 葵衣/出演:穐月萌 岸本昌也 菅一馬 多田香織(KAKUTA)照明:吉田一弥/音響:甲田徹/衣装:清川敦子(atm)/舞台監督:北方こだち/制作:渡邉裕史/芸術総監督:平田オリザ/技術協力:鈴木健介(アゴラ企画)/制作協力:木元太郎(アゴラ企画)@こまばアゴラ劇場
↑ たまらず途中で出た。私には面白くない。ここにも地点の影響が(やれやれ)。演出家コンクールを見る限り、和田の演出の力量は間違いない(こまばアゴラ演出家コンクール2次審査 2018)。が、問題は何を演出するかだ。原作短篇小説における翻訳をめぐるあれこれに演出のあれこれを重ねたい気持ちは理解できる。だが、モノロジカルな芝居は見たくない(後期ベケットは例外)。対話のない舞台は苦痛だ。原作から予想すべきだったか。ところで、京都では地点の影響がかくも大きいのか。同じ関西でも5月に見たiaku(横山拓也)はすぐれてダイアロジカルだった(iaku 演劇作品集1)。これは大阪と京都の文化的差異なのか。この芝居を大阪でやったらどうなる?
20日(月)19:00 劇団銅鑼公演ドラマファクトリーvol.11『ひめち』作:川口圭子/演出:山田昭一/協力:方言指導/徳島市民劇場/阿波踊り指導:高円寺阿波踊り粋輦 @銅鑼アトリエ
【21日(火)10:30 映画版『焼肉ドラゴン』原作・脚本・監督:鄭 義信/出演:真木よう子 井上真央 大泉洋 桜庭ななみ 大谷亮平 ハン・ドンギュ イム・ヒチョル 大江晋平 宇野祥平 根岸季衣 イ・ジョンウン キム・サンホ@角川シネマ有楽町
26日(日)14:00 JAPON dance project 2018×新国立劇場バレエ団「Summer / Night / Dream」演出・振付・出演:(JAPON dance projectメイン・メンバー)遠藤康行 小池ミモザ 柳本雅寛/ゲスト出演:服部有吉(元 ハンブルクバレエ団) 津川友利江(元 カンパニー・プレルジョカージュ)/新国立劇場バレエ団ダンサー:米沢 唯 渡邊峻郁 池田理沙子 奥田花純 柴山紗帆 渡辺与布 飯野萌子 川口 藍  益田裕子 原田舞子@新国立中劇場
30日(木)19:00 横浜みなとみらいホール開館20周年 音楽と舞踊の小品集 横浜美術館企画展「モネ それからの100年」によせて【第1部〜水(演奏)】ドビュッシー:喜びの島,チェロ・ソナタより第2・3楽章,ヴァイオリン・ソナタより第1楽章/サン=サーンス:白鳥/マスネ:タイスの瞑想曲【第2部〜空気(舞踊)】スクリャービン:12のピアノ練習曲 作品8より第11番/ラヴェル:ツィガーヌ/メシアン:時の終わりのための四重奏曲より第5楽章“イエスの永遠性の賛美”/コダーイ:9つのピアノ小品,作品3より第2番/カタロニア民謡(カザルス編):鳥の歌(チェロ・ソロ)【第3部〜光(演奏)】ドビュッシー:月の光/ラヴェル組曲マ・メール・ロワ」より 第1曲 眠れる森の美女のパヴァ―ヌ,第3曲 パゴダの女王レドロネット,第5曲 妖精の園,ピアノ・トリオより第3・4楽章/演奏:福間洸太朗(ピアノ)、粼谷直人(ヴァイオリン 神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスター)、門脇大樹(チェロ 神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者)、齊藤一也(ピアノ)【第2部〜空気(舞踊)出演】中村恩恵首藤康之、折原美樹(マーサ・グラハム舞踊団)、米沢 唯 / 中島瑞生 / 渡邉拓朗(新国立バレエ団)@横浜みなとみらいホール