『 ポリグラフ 嘘発見器』2012

2年前の下書きから見つけた。あまりに短いので書き足すつもりだったのか。ルパージュは好きな舞台人なのでそのままアップしておく。ポリグラフ 嘘発見器』を観た(2012年12月12日/東京芸術劇場 シアターイースト)。

脚本・構想:マリー・ブラッサール/ロベール・ルパージュ
演出:吹越 満
訳:松岡和子
映像:ムーチョ村松
演出助手:岩谷健司、富所浩一、手代木梓
照明:佐藤 啓
衣装:Die-co★
ヘアメイク:山本絵里子
音楽:鈴木 羊
CG:石田 肇
美術:吹越 満、トーキョースタイル
出演:森山 開次、太田 緑 ロランス、吹越 満


主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団
   東京都/東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団
助成:財団法人地域創造
後援:カナダ大使館ケベック州政府在日事務所

何の予備知識もなく見たが、間違いなくルパージュの作品だ。舞台に登場するのは三人だけ。机と椅子その他。映像。観ながら(西ドイツという言葉もそうだが)どこか初期の作品かな、と思わせるところが。後で聞くと、八十年代の作品とのこと(初演1988年)。吹越の演出は悪くないが、少し、ゆるさを感じた。台詞回しも。役者に専念すれば、もっと切れ味が出ただろう。でも、悪くない。森山開次は独特の存在感で、声もよい。太田の裸身はアスリートのように鍛え抜かれ、とてもきれい。〝おかま野郎〟の孤独な内面。
チケットは抽選予約で購入したが、最前列はつらい。