岩松了『水の戯れ』

書きかけのブログが下書き欄にかなり溜まっている。あまりに〝遅ればせながら〟だが、少しずつアップしていきたい。
岩松了の『水の戯れ』を観た(11月2日 14時/本多劇場)。以下はごく簡単なメモ。

作・演出:岩松 了
照明:沢田祐二
美術:二村周作
音響:高塩 顕
舞台監督:田中直明
衣裳:兼子潤子
出演:
 光石 研
 菊池亜希子
 近藤公園
 瑛 蓮
 根本宗子
 岩松 了
 池田成志

主催・製作:(株)森崎事務所 M&Oplays
助成:文化芸術振興費補助金[トップレベルの舞台芸術創造事業]

役者を見る喜び。特に岩松了本人は出てきただけで、一言喋っただけで可笑しい。岩松作品にしては構成がまとも。ラストは銃の発砲で終わる。終われない岩松作品としては異例か。ただ、その分いつものめくるめくような眩暈感は乏しい。警官・増田が書いているという小説の中身と若い女・菜摘が語る話のラインがもっと台詞のみならず舞台上でかたちになるような展開があれば、さらにいわゆる岩松らしくなったかも知れない。